黒ラブのゴンちゃんの命日。もう1年がたったんだね。

紀ちゃんとは、小さい時からホントの姉妹の様に仲良しだった。
うちの長女のようだった。(だから、あたしが長女だって言うと、えー!ってなるのか?)
でも、些細な事で離れてしまい、気にしながらもその間に、結婚したり、自分にも愛しいワンズができ・・・
いつの間にか、何年も連絡をとらないでいた。
去年の夏休みキャンプ前に、えみち@母にメールがあり、彼が病気でもう先がないことを聞いた。
彼はもう14歳になっていて、病気と闘っていた。
メラノーマだった。
キャンプから帰ったら思い切って、会いに行こうと決めた。
逝ってしまう前に、もう一度会いたかった。
あの優しい笑顔がもう一度見たかった。
が、彼はキャンプ中に逝ってしまったのだ。
やっと会えると思ったのに、会えなかった。
星を見ながら、彼のことを思い出した。
もっと、会いたかった。
もっと、なでたかった。
もっと、ギュッとしたかった。
もっと、もっと、もっと…
死が近いこと、逝ってしまったこと、目を赤くして話すえみち@母の、素直さに比べ平然として聞いていた、自分がなんて冷たい奴なんだと思って心が痛かった。
なぜ、こんなに悲しいのに涙のひとつも出ないのか・・・。
キャンプから帰り、花とおやつを届けに行ったら、ホントにいなくなってしまったんだと実感した。
なんで、あんなささいなことで距離を置いてしまったのか…後悔した。
夜、紀ちゃんからメール(えみち@母から転送)をもらい、涙が止まらなかった。
いつもどんな時も、支えあってふたりで生きてきたことが、すごく伝わって心が締め付けられた。
そんな時、たまたま起きた海里が泣いているあたしに気づき心配していたのを、今も鮮明に覚えている。
こんな海里も当たり前だけど、あたしを置いて逝ってしまうのだ。
じゅみも、ここにゃんも、るーも・・・。
あたしが「逝かないで。」って何度叫んでも、泣いて困らせても、いつかあたしを置いて・・・
考えただけでも、吐きそうだ。
でも、だからといってあたしが、彼らより先に逝く事だけは許されない。
命あるものと暮らす以上、看取る覚悟がなければ、命を預かる資格はないと思うから。
後悔がないように、愛しているつもりだけど、きっといっぱい後悔するだろう。
彼らがくれる愛は、見返りを求めないまっすぐな愛。
負けないくらい、最期のときがくるまで、まっすぐに愛していかなければ。
ごんちゃんが最後に残してくれたこと。
今また、紀ちゃんがうちに来ていること。長女の様に変わらずに。
あれから、えみち@母とメールやり取りを続けていたらしく、あたしの病気発覚でワンズの世話のお手伝いにと、来ることになった。
きっと、紀ちゃんも勇気がいることだったと思う。
黒ラブをお世話することも、あたしと会う事も。
ごんちゃんはきっと、ひとり残してしまう大好きなママ、紀ちゃんが一人にならない様に、
「ボクのママをよろしくね。」ってまた、結びつけてくれたんだと思う。
ごんちゃん、絶対忘れないよ。 ありがとう。 大好きだよ。ずっと。
虹の橋
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物たちは、死ぬと『虹の橋』へ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、彼らは暖かく快適に過ごしているのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、元のからだを取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように。
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんがここにいない寂しさを感じているのです。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はキラキラ輝き、からだは喜びに小刻みに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する動物を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、その心からは一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。
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・今日は通院DAY
今回も順調です。
口の中の粘膜が弱まっているそうです。
4クール終了後、CTを撮って他の腫瘍もみてみるんだって。

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見えなかったものが見えて視野が広がって、それまでは遥か後方を振り返っては悔やんだりしていたのに、ふと視線を落とすと、すぐ後ろにいて支えてくれるものに気づけた自分。
広がっている景色は同じでも、見ている視線で目に入るものが変わってきますもんね。
そんでもっかい顔を上げる。
あんなに曇ってたはずの空も、いつの間にか青く深く、雲が風に乗って流れてる。
そして晴れやかな気持ちでまた前に歩き出す。
微笑みながら。
そんなみきさんのイメージが強烈に浮かびました。
虹の橋、いいお話ですね。
ぼくも待っていてもらえるように、いっぱい愛さなくちゃ。